お知らせ
学校長Essay ~あいみょんの「マリーゴールド」~
2020年08月07日
先日NTTデータが、高校生・大学生の、 学校に関するツイート約4億件を分析したところ、 今年6月に全国で学校の再開が始まって以降、「疲れた」「 だるい」といった投稿が急増していることがわかりました。 本校の場合、5月11日に分散登校が始まったわけですが、 首都圏ではそれ以上の長期休校を余儀なくされ、 大学は今もオンライン授業が続いており、 そうした反動が若者の心身に影響しているのだと思われます。
本校は、こういった気分の落ち込みを想定し、 中間考査が終わった翌週にクラスマッチを行いました。 感染症予防のため様々な制限はありましたが、 山形市総合スポーツセンターを会場に、 2日間にわたり熱戦が繰り広げられました。
明日(8/8)から始まる夏休みを前に、 放送を使ってではありましたが、 生徒の皆さんに伝えた内容をご紹介いたします。 クラスマッチのとき、体育館に流れていた夏の名曲、 あいみょんの「マリーゴールド」 を聴きながら考えたことについて話をします。
あいみょんは、「 麦わら帽子をかぶっている女の子の後ろ姿がマリーゴールドの花に 似ている」というところが最初にひらめいて、 この歌ができたと語っています。 マリーゴールドは夏になるとよく目にする花で、 日常を感じさせてくれる花です。
植えやすいし、育てやすい。毎日見てあげて、水をかけてあげて、 普通に手をかけてあげれば、綺麗に花が咲く。でも、 そういった毎日積み重ねていくということが続かないこともある。 あるいは、日常を飛び越えて、難しいことをやろうとしたりする。 そうではなくて、まずは日々当たり前を繰り返していく。 そうすると、その先に出来ることが見えてくる。 出来ることが広がっていく。花を咲かせるためには、 日常を徹底し、日常を大切にするにすることが基本なのです。
高校生であれば勉強、食事、睡眠、 そして会話などが日常といえます。冒頭、「疲れた」「だるい」 というツイートが多いという話を紹介しましたが、 今挙げたような日常を大事にすれば、 元気な自分が取り戻せるはずです。
そして、あいみょんは「 マリーゴールドは多年草ではなくて一年草。今年咲いたら、 来年は咲かない。」といった話もしています。 お金に価値があることは誰しも分かっていますが、 時間にもお金と同様、 価値があることを意識している人は少ないように思います。
今年の夏は一度きりだし、来年の夏はまた別の夏。 コロナだから何もしないというのでは、 価値ある時間を無駄にしてしまうことになります。 コロナ禍にあって自由勝手に生活してよいわけではありませんが、 「新しい生活様式」を徹底し、感染症対策を講じながらでも十分、 日常を楽しむことはできるはずです。
明日から16日間の夏休み、「マリーゴールド」 の歌詞にもあるように、 今日という日に名前が付けられるくらいに、 一日一日を大切に過ごしてください。
本校は、こういった気分の落ち込みを想定し、
明日(8/8)から始まる夏休みを前に、
あいみょんは、「
植えやすいし、育てやすい。毎日見てあげて、水をかけてあげて、
高校生であれば勉強、食事、睡眠、
そして、あいみょんは「
今年の夏は一度きりだし、来年の夏はまた別の夏。
明日から16日間の夏休み、「マリーゴールド」